総務の仕事その3:「防災訓練って、面倒くさい?」 第3回-防火管理者・防災管理者の資格取得-
目次
- はじめに : 総務の仕事その3「防災訓練、消防対応」
- 「防災訓練・消防対応って、具体的に何をやるの?」
- 1.会社が入居しているビルの規模を確認します
- 2.防火管理者・防災管理者の資格を取ります
- オススメ・・・というか私が欲しいと思う防災用品
はじめに : 総務の仕事その3「防災訓練、消防対応」
以前、「総務って、何やってるの?」という記事を書きました。
その回答の1つが、「防災訓練、消防対応」です。
「防災訓練・消防対応って、具体的に何をやるの?」
防災計画・消防対応は、大きく分けて以下のことを行っています。
- 会社が入居しているビルの規模を確認します。
- 防火管理者・防災管理者の資格を取ります。
- 消防計画を作ります。
- 防火・防災点検【日次業務・年次業務】をします。
- 防災訓練をします。
1.会社が入居しているビルの規模を確認します
前回のブログをご参照ください。
2.防火管理者・防災管理者の資格を取ります
防火管理者・防災管理者の資格を取ります。
防火管理者・防災管理者は、会社内で上役の方になっていただくことをオススメします。理由は2点あります。
- 消防法内では、会社の代表取締役を最高権限者の「管理権限者」とします。
その「管理権限者」から、防火管理者・防災管理業務遂行を指名されたのが、防火管理者・防災管理者です。 - 有事(実際に火事等の災害の発生時)の際は、防火管理者・防災管理者が初期対応(初期消火・通報・避難誘導)の取りまとめ役になるためです。
社員に言うことを聞かせるためには、通常業務でも上役の方が担当すると、スムーズでしょう。
資格の取り方=講座を受講します
- 最寄りの消防署へ防火管理者・防災管理者の資格取得したい旨を伝えます。
- 資格取得の講座を案内されるので申し込みます。
私が受講した時は、受講料は不要でしたが、講座で使用する教材費が必要でした。 - 私が資格取得した時は、講座以内で使用する三角巾の購入費用も必要でしたので、合わせて講座申込時に確認しましょう。
以下は、2020年5月現在の東京消防庁のホームページからの抜粋です。
〈東京消防庁ホームページURL〉
https://www.tfd.metro.tokyo.lg.jp/sk/kousyu_FAQ03.html
講習にかかる費用は、教材費となります。
講習種別 | 教材費 | |
---|---|---|
1 | 防火・防災管理新規講習 | 5,500 円 |
2 | 防災管理新規講習 | 2,100 円 |
3 | 乙種防火管理講習 | 1,700 円 |
4 | 防火・防災管理再講習 | 1,400 円 |
5 | 甲種防火管理再講習 | 1,400 円 |
私は「防火・防災管理新規講習」だったので、2日間の講習を受けました。
講習の最後には、講習内容からテストもありましたので、しっかり受講しましょう。
受講後の提出書類:防火・防災管理者選任(解任)届出書
講座修了したら、「防火・防災管理者選任(解任)届出書」を最寄りの消防署へ提出しましょう。罰則があるので、提出は、早めの方が良いでしょう。
とはいえ、日常の忙しい業務の合間をぬって外出することは容易ではないと思うので、最寄りの消防署へ、消防計画の提出と一緒で構わないかを確認することをオススメします。
その時に「いつころまでに提出するか」も聞かれる場合がありますので、目安でもお伝えできるように計画を立てておくことをオススメいたします。
長くなりますので、続きは、次の記事に記載します。
オススメ・・・というか私が欲しいと思う防災用品
キャンプ道具です。キャンプは、災害発生時と同じく、電気・水・ガスのライフラインを自分自身で用意しなければなりません。
そのため、防災用品として、備えておくことのオススメが、テレビで放送されたことがありました。
その中でも、私が欲しいと思う道具は、以下のランタンです。乾電池式ですが、良い点は、ランタン本体から4つのライトを独立して使用すること、携帯電話の充電をできる点です。
家族で、トイレに行きたい人が出た場合、本体からライトを取り外して持ち歩けます。
重宝しそうです。あなたも1台いかがでしょうか。ぜひご検討ください。
引き続き、ご覧ください。よろしくお願いいたします。