総務の仕事その1:「ファシリティ管理・・・って何?」 第3話 - 消防/照明/空調などの各設備の管理 -
目次
はじめに
先日書いた【 「総務の仕事その1:ファシリティ管理」・・・って何? 第1話 】の続きをお伝えいたします。
ファシリティ管理その2:消防/照明/空調などの各設備の管理
(1)大きく分けて、何やるの?
(2)毎月 or 隔月の業務
(3)毎年 or スポットの業務
(1)大きく分けて、何やるの?
あなたの会社が、テナントとしてビルに入っている場合、ビルオーナーまたは、ビルオーナーが委託しているビル管理会社と連携して設備管理業務を進めていきます。
大きく分けて、【 毎月 or 隔月の業務 】と【 毎年 or スポットの業務 】の2種類に分かれます。
それぞれの業務は、ザクっと分けると、たとえば以下の業務があります。
(2)毎月 or 隔月の業務
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空気環境測定(温度/湿度/二酸化炭素の割合など)
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空調機のフィルター交換
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EPS内の点検
※EPS:電気の基盤やブレーカーが集約されている部屋の名前です -
エレベーター点検
- 害虫生息確認(水回りに【ヤツ】が発生していないか)/対応
- 水質検査
- 非常用電源設備の試運転
- 節水機器の稼働点検
- 空調機点検(各空調機がきちんと作動しているかの点検)
このような業務がありました。上記のリストは、一例です。
黒文字は、会社がテナントとして入居している【 専有部 】に、ビル管理会社が入室するため、私の目の前で行われていた点検です。
緑文字は、ビル管理会社が【 専有部 】に入室せず、ビルの廊下などの【 共有部 】で行われていた点検です。
これたの点検実施にあたっては、社内掲示板にて通知して、全部署に協力を求めます。
もし、都合が悪い部署があったら、個別に日程調整をしなければなりません。
(3)毎年 or スポットの業務
- 全館停電
- 消防署員の立ち入りによる査察
- 転倒防止等の施策確認(消防が認めた業者さんが対応)
- 非常設備点検(災害ベル等を実際に鳴らします)
- 老朽化したビル設備の交換(たとえば、空調機の経年劣化による交換など)
- あなたの会社従業員が誤って作動させてしまった設備の応急対応/復旧対応
- 照明を蛍光灯からLEDへ変更する工事
オーナーがとそのビル管理会社がしっかりしていれば、
もしもあなたの会社が・・・自社ビル・・・だったら・・・
自社ビル管理に、きちんとお金をかける会社であれば、ビル管理会社と連携をとって、
もし、お金をかけていないのであれば、あなたが所属する総務部が、ビルの管理を行います。ビル管理会社の役割も・・・する・・・かもしれません。
以上です。
次は、「第4話 - 内装と設備の管理 -」です。
引き続き、お読みいただきますと幸いです。